労働者名簿は、労働基準法をもとに作成されるもので、職場に必ずなければいけません。
もし労働者名簿が事業所になかった場合、義務違反となります。
今回はそんな労働者名簿のダウンロード方法や、様式19号のテンプレートを使う方法について記載していきます。
労働者名簿をエクセルに無料ダウンロードできるか
テンプレートを無料で使いたいときはどこから労働者名簿を作成する時、一から自分で作成するのは手間暇がかかるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、テンプレートを使って作成することです!
テンプレートならすでにフォーマットが出来上がっていますから、そのフォームに必要事項を入力していくだけです。
エクセル版ノテンプレートを無料でダウンロードすることもできます。
エクセルのテンプレートに微調整が必要な時も、編集して手直しして使えるでしょう。
枠の太さやマスの色を変えるのも工夫できます。
エクセル版のテンプレートを無料で使いたい時は、インターネットで「労働者名簿 エクセル 無料」と検索すれば出てくるでしょう。
たいてい無料で使えます。
労働基準法において、労働者名簿を作成することは雇用主に義務付けられていますから、誰か一人でも雇ったなら労働者名簿が必要です。
労働者名簿は安全書類の一つで、ほかに賃金台帳、出勤簿の書類を保存することが義務付けられています。
様式19号のテンプレートを使う方法
労働者名簿のテンプレートを使って作成するのは、賢いことです。
手間暇が減って効率が上がるでしょう。
ただ、労働者名簿には様式があることも知っておきたいです。
労働者名簿の様式の一つに様式19号があります。もしこの様式で労働者名簿を作る場合には、テンプレートも様式19号のものを選ぶことです。
といっても、様式19号のテンプレートを見つけるのは難しくありません。
インターネットで、様式19号のテンプレートを無料配布しているサイトが探せるでしょう。
pdf版とword形式の両方から選べるサイトもあります。
様式19号のテンプレートで労働者名簿を作る場合には、あらかじめ様式19号の記載例を見ておくと安心です。
様式に迷ったら、とりあえず様式19号を選んでおけば間違いありません。
一覧を見たい時はどこ
労働者名簿は名簿ということで、リストのような形式をイメージするのではないでしょうか。
しかし、労働者名簿はただ労働者の名前を明記すればいいだけではありません。
名前だけであればとても簡単です。
しかし、労働者一人当たりにつき、名前以外にも記載する項目が複数あります。
例えば下記のような情報を名前の下に記載しておくのが基本です。
- 住所
- 生年月日
- 性別
- 履歴
- 業務内容
- 採用した日付
- 退職した場合はその年月日と理由
これらが労働者名簿に必要な一人ひとりの情報です。
どれも基本的な情報ばかりですが、一人あたりこれだけの項目を含めるため、名前だけでは留まりません。だから労働者名簿を作るにはテンプレートがあったほうが作りやすいのです。
これらの情報が含まれていれば、一覧のようにしても構いません。
やはり見やすさも大事です。
事務所で管理する方法まとめ
労働者名簿は会社で保存しておきます。
事務所であればじむしょで管理しておきましょう。
管理といっても、今の時代、労働者名簿をファイリングして管理するところより、パソコン上でデータ管理するじむしょも多いでしょう。
どのような保存状態でもいいのですが、必ず今まで雇用した労働者の名簿は保管しておくことです。
尚、労働者名簿は支社があればその支社ごとに作成しなければなりません。
母体に労働者名簿があり、支社にはないというのもいけないことなのです。
各事業所で保管しておくのが鉄則です。
もし保管していなかった場合は、罰金30万円かかることがあるので、甘くみれません。
通常会社では、人事や総務部が全社員の労働者名簿を管理しています。
どこが労働者名簿の保存を受け持つかも、決めておきましょう。